2026年8月、当社ロジスティクス部(通関部門)において、
3名の社員が「EPA関税認定アドバイザー」の認定を受けました。
2026年8月12日時点では、有資格者が在籍する企業は四国で2社にとどまります。
当社では、四国に2名、大阪に1名の計3名が本認定を取得し、
四国でも先駆けて当社社員が認定を受けることが出来ました!
今回のコラムでは、通関業務について簡単にご紹介いたします!
<まずは基礎知識から!>
Q.通関とは?
輸出入される貨物について、税関へ必要な申告を行い、
税関による審査や必要に応じた検査を経て、輸入の場合は関税・消費税等を納付するなど、
所定の手続きを行い、輸出・輸入の許可を受けるまでの一連の手続きです。
輸出入される貨物は、その種類や材質、用途などに応じて細かく分類され、
それぞれに品目番号(HSコード)が設定されています。
こうした専門的で複雑な手続きを支えるのが、通関業務の専門家である「通関士」です。
Q.EPA関税とは?
EPAとは「経済連携協定(Economic Partnership Agreement)」のことで、
日本と相手国・地域との間で、貿易や投資など幅広い分野の経済関係を強化するための協定です。
EPAを利用して輸入する貨物については、一定の条件を満たすことで、
通常の関税率よりも低い税率(EPA税率)が適用される場合があります。
定められた条件を満たし、EPAを適切に活用することで、
輸入者の関税負担を軽減し、ビジネス上のメリットにつながることが期待できます。
Q.EPA関税認定アドバイザーとは?
EPAを利用するためには、貨物の原産地や製造工程などについて、
定められたルールの確認・書類の提出をする必要があります。
また、原産地に関する書類の準備・確認には専門的な知識が求められるため、
決して簡単な手続きではありません。
「EPA関税認定アドバイザー」は、このルールや手続きについて専門的な知識を持ち、
お客様のEPA活用をサポートする専門家です。
〈「EPA関税認定アドバイザー」の認定を受けた、M部長代理にお話を聞いてみました!〉
Q.EPA関税認定アドバイザーの強みは?
EPA関税の利用に必要となる原産地に関するルールや書類の確認・作成を
サポートすることに特化した専門家です。
EPAには協定ごとに様々なルールがあり、
貨物の品目や原産地、製造工程などによって確認すべき内容も異なります。
適切な手続きを行うことでEPA税率が適用されれば、
輸入者の関税負担を軽減できる可能性があります。
専門的な知識を活かしてこれらの内容を適切に確認し、
お客様がEPAを有効に活用できるようサポートできるのが「EPA関税認定アドバイザー」の強みです。
Q.複雑な書類作成は、AIに任せては?
通関に関わる仕事は、まだまだAIだけに任せることが難しい分野です。
通関では、輸出入する貨物の種類や素材、用途などによって品目が細かく分類されます。
EPAについても、協定ごとに様々なルールがあるため、
単純にAIへ任せれば良いというものではありません。
これからは、「AIに使われるのではなく、自分自身も勉強を続けながら、AIを使いこなしていく」ことが重要だと考えています。
世の中では自動化やAI化が進んでいますが、物流の仕事には、
これからも人の手や知識、経験、判断力が必要です。
AIを有効に活用しながら、人だからこそできる判断や対応を大切にすることが、
これからの物流業界においても重要だと考えています。
Q.アドバイザー認定を受け、今後変わっていくことは?
まずは、新規輸出案件の獲得を目指していきたいと考えています。
EPAを活用することで、輸入貨物に通常よりも低い関税率が適用される場合があり、
これがお客様にとっての大きなメリットの一つです。
現在、当社の通関業務は輸入貨物が中心で、既に関税率が決定した貨物の取り扱いが多いです。
今後は、EPAに関する専門知識を活かし、そのメリットをお客様に提供できるよう、
まずは新規輸出案件の獲得に取り組んでいきたいと考えています。
今回は、「貿易のプロ」の仕事をご紹介しました!
国際的な手続きに関わる通関の仕事は、専門的で難しい仕事という印象を持たれるかもしれません。
しかし、その分、知識や経験を身につけ、一人前になったときの達成感は大きく、
世界と日本をつなぐ、やりがいのある仕事です。
当社では、新卒入社後、日々の通関業務を学びながら「通関士」の国家資格を取得し、
活躍している先輩社員もいます。
また、通関部門に限らずどの職場でも、先輩社員や上司による教育・サポート体制を整えておりますので、
専門的な知識がない方でも、ご安心ください!
長くなってしまいましたが・・・
「通関士」のように、物流には普段目にすることのないところで様々な仕事があり、多くの人が携わっています。
これからも物流の「深い部分」にスポットを当て、
その重要性や魅力を皆さまにお伝えしていきたいと思いますので、お楽しみに☺✨
